フリーランスへの転身が多い理由とメリット

日本ではフリーランスと呼ばれる働き方を選択している人が全体の6分の1近くを占めている。IT業界の職種の1つ、プログラマーも会社員を経てフリーランスに転身する人は少なくない。

フリーの人口が増えている大きな理由が働きやすさがある。雇用契約に従って仕事をする会社員の場合、休日を始めとした働き方への希望が通りにくいのが実情だ。

一方、フリーランスは仕事の受注から1日の勤務時間まで自分の判断で決めることができる。長期間の休みを取りたい時は受注しない、クライアントからの依頼を断るという選択も可能だ。自由な時間を作りやすいことで、仕事と育児を両立する時の負担が少なくできるという点はフリーならではのメリット言える。

案件の充実も理由の1つだ。需要の増加に伴ってフリーランス向けの案件が増えているため、たくさんの選択肢の中から自分に合った仕事を選ぶことができる。クライアントが企業と仕事をする場合、長期的な契約になることも多いが、フリーは案件ごとに契約を結ぶのが基本だ。必要な時だけ契約を結ぶ形を取ることで、必然的に業務におけるトラブルが少なくなる。

会社員の月々の給料は会社の基準で決められるため、必ずしも能力や成果に見合うお金が稼げるとは限らない。フリーランスは契約交渉も自分で行うので能力次第で高収入が得られる。努力がそのまま結果として現れるという点はモチベーションの維持に繋がる大事なポイントだ。高収入への期待値の高さもフリーランスへの転身が増えている理由と言われている。