IT業界では頭脳労働者とも呼ばれているプログラマ。スマホのアプリやTVゲームなどは多くの人が身近に感じているだろうが、コンビニATMや社会インフラからロケットの操縦システムに至るまで、その大部分はプログラマが開発したプログラムに基づいて運用されているのだ。この現代社会の基盤を陰で支える存在になれるという点が、プログラマという職業の魅力だといえる。
プログラマになるための国家資格はない。プログラミングのスキルがあってそのスキルで収入を得ているのであれば、プログラマを名乗ることができるのだ。一般的な年収は勤務する企業規模に比例するが、中小企業であれば300から400万円、大企業であれば500から600万円が相場となっている。起業家として優秀なプログラムを作成し世界中で商品化されれば、年収1億円超えも可能だ。
仕事の進め方としては、まずアイデアを実現するために企画を固める。そしてある程度プログラミングを進めたところで実際にプログラムを動かしてみるのだか、どんなにスキルの高いプログラマでもこの時点ではいくつかのエラーが表示されるのだ。そのエラー表示を参考にしながら該当箇所を修正し、またプログラムを動かしてみる。
このプログラミングと動作確認を何度も繰り返しながら作業を遂行し、エラー表示が完全になくなり運用の始まったときが、プログラマとしての大きなやりがいを感じる瞬間になるのだ。
無事に運用に入ることができてもクライアントから改良点を指摘されるケースもあるが、その改良点を仕様に落とし込みプログラムを早急に修正するのもプログラマにとしてのやりがいにつながるのである。